ソテツ H 20cm W 15cm 口径10cm 幹7cm
¥4,400
ソテツ(蘇鉄・そてつ)
学名
Cycas revoluta
英名
Japanese sago palm
和名
蘇鉄
科名
ソテツ科
属名
ソテツ属
原産地
日本(沖縄、南西諸島)、東南アジア
ソテツ(蘇鉄)は沖縄の南西諸島に自生し、5mほどになる常緑低木です。株元や幹の途中から芽を吹きますが、枝分かれは殆どありません。幹の先には束上になった長さ1mほどの厚くて艶のある羽状の葉をつけ、幹肌には葉が落ちた跡が模様となって残ります。雌雄異株で生長は極めて遅く、春に新葉を展開して1年にわずか2~4㎝の幹を伸ばします。雌花は幹の先につき長さ4㎝ほどの赤い種子が出来ます。雄花は葉の上に抜き出て50~70㎝ほど伸び、花粉を散らした後に枯れて折れてしまいます。暖地では庭木や公園、街路だけでなく記念樹として学校や寺院、官公庁などにもよく植えられます。
園芸分類 ヤシ・ソテツ類
草丈・樹高 3~10m程度
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色 黄褐色
開花時期 6月~8月頃
ソテツ(蘇鉄)は1億5千万年以上前のジュラ紀に全盛をきわめ地球上を繁茂していたようで、化石が多く残っています。そのソテツ(蘇鉄)が(今では細々とですが)どうして今まで生き残ったか?という疑問にはいろいろな考え方がありますが、ソテツの仲間は年に数cm、葉が新しく展開した分だけしか伸びないので他の樹木と競争になると光のとりあいなどでは負けてしまいがちです。しかしそれでも現代まで生き延びているのは強風が吹く場所や他の樹木が生き延びられないほどのやせ地や、乾燥地でも生きられるように進化してきたからと考えられます。実際ソテツの根はシアノバクテリアが根に住んでいるため珊瑚のように根が太くなりました。このシアノバクテリアは空気中の窒素分を固定するのでソテツ(蘇鉄)にとっては肥料になり、やせ地でも生きていくことが出来ます。
水やり
ソテツ(蘇鉄)は乾燥に強いので地植えではほとんど水やりの必要はありません。鉢植えの場合も土が完全に乾いて、鉢が少し軽くなって水やりをします。冬場の水のやり過ぎに注意しましょう。
肥料
地植えのソテツ(蘇鉄)は施肥の必要はほとんどありません。鉢植えのソテツ(蘇鉄)は4~5月ごろの生長期に緩効性の化成肥料を株元に少し施すほどで十分です。