ココスヤシ H100cm 本体60cm W90cm 口径26cm
¥18,900
属名 ブティア属
科名 ヤシ科
学名 Butia yatay、Butia capitata
英名 Jelly palm、Yatay palm
和名 ヤタイヤシ
別名 ココスヤシ(ブラジルヤシ)
原産地 ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ
樹高 約6~15m前後
葉長 約1.5~2m
区分 常緑樹
耐寒性 やや強い
耐暑性 強い
開花期 7月~8月頃
花色 赤色
果実期9~10月頃
果実色 橙色~赤色
青緑色の葉が美しいココスヤシは、人気品種のヤシ植物です。
ヤシ科の中でも比較的小ぶりながら、存在感たっぷりのココスヤシ。南国ムードあふれる風貌に、一目ぼれしてしまった人もいるかもしれませんね。
見た目に反して、耐寒性があり、丈夫で育てやすいので初心者にはおすすめです。
ドライガーデンへ地植えにした場合、根付いてしまえば”メンテナンスフリー”という、手間のかからない点もうれしいところ。
じつは、ヤタイヤシとブラジルヤシの交配種が日本には多く、この2つを「ココスヤシ」と呼んでいます。
普段、街路樹や公園で、何気なく目にしているのがココスヤシかもしれませんね。
また、成長速度が遅いココスヤシは、年に3~4cmしか伸びず、大きく成長するまでにかなりの時間がかかります。そのため、苗木でも1万円前後から2~3mくらいでも5万円~20万円前後と庭木としては高額になります。5m以上に成長した状態の良いものは値段が50万円以上するもの珍しくありません。
予算が許せばドライガーデンのシンボルツリーとして、大きなココスヤシをメインにするのも素敵ですし、小さな株からじっくりと育てれば、成長過程を長く楽しめるとも言えますね。どちらにするのか、考える時間も楽しみながら選んでみてくださいね。
日当たり・管理場所
ある程度の耐陰性もあるココスヤシですが、本来は南米の日差しで育つ植物だけに、1年を通して日光の当たる明るい場所を確保してあげましょう。
日が当たらない場所に長く置いてしまうと、葉がヒョロヒョロと徒長してしまうでしょう。さらに、ヤシ特有のズッシリとした幹が、貧弱になることもあるので要注意。
また、注意したいのは、真夏の酷暑が続く日の葉焼け。それ以外の季節は、直射日光に当て、風通しのよい場所で育ててくださいね。
ココスヤシの耐寒性は、目安として-6℃前後ほど。年に数回雪が降る程度の場所なら露地植えで問題ありませんが、積雪や霜で葉が傷み、折れることもあるので、積もっている雪はすぐに落としてあげましょう。
鉢植えで管理しているココスヤシの耐寒性は0℃前後なので、冬は室内で管理するのが安心ですよ。
また、さきほどココスヤシの成長スピードは遅く年に数センチと説明しましたが、地植えして1.5m~2mを超えると一気に成長スピードが速まりますので、小さいからと狭い場所に植えると大変なことになりかねません。葉の張りも考えて、できるだけ直径5mくらいは確保できる場所が理想的です。成長後のことも考えて植える場所はよく考えて決めてくださいね。
水やり
ココスヤシは、大きく成長する生育期に水分をたっぷりとあたえましょう。
6~9月の間は、土の表面が乾いているのを確認し、1日に1回を目安に水やりを行います。
また、水分が不足しているココスヤシは、葉先が茶色く枯れてくるので、水やりの目安になるでしょう。
休眠期に入る前、秋頃から冬にかけて徐々に水やりの回数を少なくしていきます。
冬の水やりはほとんど必要ありませんが、葉の状態を確認しながら、霧吹きで葉水などをあたえてください。
ドライガーデンなどで地植えにしたココスヤシは、根付くまでの1年ほど、成長期にしっかりと水をあたえましょう。根付いたあとの水やりは、真夏の乾燥時以外はほとんど必要ないでしょう。
肥料
ココスヤシに肥料をあたえるのは成長期の6~9月がおすすめです。成長が遅いココスヤシにしっかりと栄養をとらせ、冬の休眠期に入る準備をしてもらいましょう。
緩効性化成肥料や有機肥料など、2ヶ月に1回ほどのペースであたえます。置き肥にする際には、株元から離したところへ置くのがポイント。
また、冬の休眠期には肥料をあたえないように注意してくださいね。肥料焼けをおこし、枯れてしまう原因になります。適度なタイミングで肥料をあたえ、立派なココスヤシを育てましょう!