しだれ桜 八重 H105cm W50cm 口径17cm
¥7,700
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科名:バラ科 Rosaceae
属名:ケラスス属 Cerasus
学名:Cerasus itosakura ‘Plena-rosea’
異名(Synonym):Cerasus spachiana ‘Plena Rosea’
異名(”):Cerasus spachiana f. spachiana ‘Yaebenishidare’
異名(”):Prunus spachiana ‘Plena Rosea’
異名(”):Prunus pendula
別名:エンドウザクラ(遠藤桜)、センダイベニシダレ(仙台紅枝垂)
開花時期:4月中旬~5月上旬
高さ:5~8m
耐暑性:強い
耐寒性:強い
サクラ「ヤエベニシダレ(八重紅枝垂)」の特徴
サクラ「ヤエベニシダレ(八重紅枝垂)」はエドヒガン系の園芸品種で、イトザクラ(糸桜:エドヒガンの枝垂れ樹形品種)よりの花色が濃く、垂れ下がる枝に濃ピンク八重咲きの花が開花します。
江戸時代から栽培されている品種で、明治期になると仙台市長だった遠藤庸治氏が仙台市に数多く植樹し、また各地にも贈ったことから「遠藤桜」や「仙台八重枝垂」という別名もあります。
東北以南の各地に名所もあり、全国的に植えられている桜の一つです。
広い地域で植えられているため開花が始まる時期に差がありますが、期間は主に4月上・中旬~5月上旬ごろです。
サクラ「ヤエベニシダレ(八重紅枝垂)」の管理と置き場所
サクラ「八重紅枝垂」は陽当たり、風通し、排水性の良い環境で育ててます。
他のサクラ類と同じく樹内の込み合った部分や周囲の樹木との境などで日陰になる枝は枯れる傾向にあります。
そのため周囲の樹木や建築物など環境の違いによって樹形に大きく差が出ます。
特に日陰の場所では極端に生育が悪くなり、病害虫の発生が増えますので注意が必要です。
「八重紅枝垂れ」は樹高が5~8mの中木~中高木で、ソメイヨシノのような高木品種よりは小ぶりの樹形ですが、家庭植樹する場合は枝垂れる樹形も含め最終樹形を考慮しつつ、外壁や周囲に影響を与えない広い場所に植えた方が良いです。
また上部の樹勢が良いように、根も良く張るため鉢栽培は短期間になりやすいです。
サクラの仲間の花芽は、春の開花後から伸びた新枝の葉の付け根に翌年開花する花芽が着きます。
花芽は夏期にでき、冬の寒さによる花芽の「休眠打破」と春の温かさがそれぞれ刺激となって開花します。
サクラ「ヤエベニシダレ(八重紅枝垂)」の植え替え
植え替えは12月~3月で、主に落葉期間(落葉後から翌春の葉芽が生育始めるまで)に行います。
ただし開花間近~開花中に根を傷めると開花に影響がでることがあるので根鉢を崩すような植え替えは避けます。
また寒冷地では、積雪や土が凍る時期(あるいは凍る直前の時期)を避けて植えた方が良いです。
庭植え
株の根回りの大きさにより掘る深さや大きさが変わります。
およその目安で、根回りの大きさの2~3倍の広さに穴を掘り、掘り返した土に対して完熟堆肥を2~3割と完熟肥料を混ぜて植え付けます。
鉢植え
成長にともない株に対して鉢が小さくなるようであれば、適宜植え替えを行い鉢のサイズを大きくします。
苗が大きくなり、鉢のサイズを大きくすることができなくなったら、庭植えにします。
サクラ「ヤエベニシダレ(八重紅枝垂)」の用土の選び方
庭や花壇に植える場合は、完熟の牛糞堆肥や馬糞堆肥、肥料などを植えこむ周囲に混ぜてから植え付けます。
鉢植えの場合は赤玉土小粒:腐葉土=7:3を混合した土に植え替えます。
市販の花や野菜用の培養土で育たないわけではないですが、植え付け初期は土の過湿ぎみになるため根腐れを起こすことがありますので避けた方が良いです。
サクラ「ヤエベニシダレ(八重紅枝垂)」の水やり
サクラ「八重紅枝垂」の水やりは一般的な樹木の水の与え方に準じます。
庭植え
概ね天候に任せた水やりとなりますが、植えた時期から一年間は土の状態を見つつ水を与えます。
特に植え替えた直後にたっぷり水を与え、一年目の夏だけは雨が降らない日が続くようであれば夕方にたっぷりと水を与えます。
9月末から10月以降で気温が下がり始めたら、おおむね雨まかせでも大丈夫です。
鉢植え
年間を通して鉢の表面が乾いたら鉢下から水が出てくるまでたっぷりと与えます。
サクラ「ヤエベニシダレ(八重紅枝垂)の肥料の与え方
植えるときに完熟有機肥料と完熟堆肥を元肥として根回りに混ぜ込みます。
もし完熟まで至っていない(発酵や未発酵の)有機肥料や堆肥の場合は、根や根鉢に直接当たらないように根鉢周辺よりさらに深く掘りこんで混ぜ込みます。
開花後で新芽が出始める時期に、芽の成長を促すため有機肥料を株元を避つつ株回りに与えます。
植えて数年経った株やある程度育った樹の場合は、12月~1月の間に寒肥を施します。
樹の周囲(樹冠の真下あたり)の土を掘り返し、完熟堆肥や完熟肥料を混ぜ込みます。この際に土と一緒に根も切ることで、新根の発生も促すようにします。
サクラ「ヤエベニシダレ(八重紅枝垂)」の剪定・刈り込み
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」と言われるように、桜の仲間は切り口が乾きにくく、剪定後に切り口から枝が枯れ混むことがある樹木です。
そのため剪定時期は切り口からのダメージが少ない12月~3月の休眠期に行います。
休眠期の剪定でも、切り口が大きくなる太い枝を剪定する場合は切り口に殺菌癒合剤で保護をします。