オリーブ H60cm W40cm 口径15cm
¥2,980
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オリーブ
学名
Olea europaea
英名
Olive
科名
モクセイ科
属名
オリーブ属
原産地
地中海地方、中近東、北アフリカ
オリーブは常緑の高木です。太陽と温暖な気候、水はけの良い土壌とたっぷりの水が大好きです。
オリーブは初夏に白や黄白色の小さな可愛い花をたくさん咲かせます。その様子は同じモクセイ科のキンモクセイとよく似ています。その後、丸くて可愛らしいグリーンの実をつけ、その実は赤、紫、黒へと成熟します。実はそのまま食べるととても渋いのですが、加工することで美味しいオリーブオイルやピクルスなどになります。
そのように家庭の食卓でも日常的に利用されているオリーブですが、植物としてのオリーブの魅力は何といっても樹形と葉の形です。葉の表面は光沢のある緑色、裏面には白い細毛が密生していて、風が吹くときらきらと銀灰色に輝きます。
「平和の象徴」としてハトが葉を口にくわえているデザインをラッキーモチーフなどで見たことがあるかもしれませんが、あの葉はオリーブです。「平和のシンボル」とされるのは「旧約聖書」のノアの箱舟のエピソードに由来します。ハトがくわえてきたオリーブの枝を見て、ノアは洪水が引いたことを知ったのです。
また、オリーブは萌芽力にも優れ、樹齢もとても長く、地中海沿岸地域では1000年を超える老木が今だに実をつけるそうです。
オリーブグリーンと言われる色もありますが、他の植物にはなかなかないような葉色や、スモーキーで乾いた感じの枝や幹の色など、様々な魅力があります。
オリーブは違った品種を2本以上植えた方が実がつく確率が俄然アップします。
園芸分類 果樹
草丈・樹高 2m~
耐寒性 普通
耐暑性 強い
花色 白、黄白色
開花時期 5~6月
日当たり・置き場所
オリーブは日当たりを好むので、基本的に風通しの良い戸外で育てます。
温度
オリーブは温暖な気候を好み、年間の平均気温が15~22℃程度の場所で露地栽培が可能です。しかし、短い期間ならマイナス10℃くらいの寒さにも耐えられます。ただしそれ以上の寒冷地では、冬は霜の当たらない軒下・夜は室内に入れるなどして工夫しましょう。暖かい地域では、木は元気に育つものの花芽が分化する1月に寒さが足りないと花が付かない場合があります。
用土
オリーブは過湿に弱いため、水はけの良い土に植えることが大切です。鉢植えのオリーブは、培養土に排水性を高める小粒の赤玉土を混ぜたり、アルカリ性を高め、微生物が増えるようにくん炭を混ぜるのがおすすめです。オリーブは弱アルカリ性を好みます。
排水性と通気性を良くするために、鉢に鉢底の石を敷いてから土を入れて植えましょう。
地植えのオリーブは、しっかりと耕し、土をやわらかくするための堆肥を入れて土と良く混ぜます。数年後に土が固くなってしまった時は、株のまわりを耕し、小粒の赤玉土や腐葉土、苦土石灰を施して混ぜ合わせます。