シマトネリコ H140cm W55cm 口径24
¥21,130
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トネリコは、モクセイ科・トネリコ属に分類される落葉性の高木です。名称の由来は、樹皮を煮詰め粘り気のある状態にしたものを「共練濃(トモネリコ)」と呼んだことに由来する説や、トネリコの樹皮に付くイボタロウムシが分泌する蝋物質を塗ると戸の滑りがよくなるから「戸塗り木(トヌリキ)」と呼んだことに由来する説など、諸説あります。
灰白色をしたなめらかな樹皮を持ち、樹高は6~15mほどに生長します。枝は太く、弾力性があることから、木材としてバットやテニスのラケット、家具の資材に利用されてきました。また、樹皮を天日で乾燥させたものは「秦皮(しんぴ)」と呼ばれ、生薬として利用されます。
葉っぱは左右対称に羽のように生え、縁にギザギザの切れ込みがあることが特徴です。そして、初夏になると、花びらを持たないクリーム色の変わった花を咲かせます。
学名 Fraxinus japonica
科・属名 モクセイ科・トネリコ属
英名 Japanese Ash
原産地 日本
開花期 5~6月
花の色 クリーム、淡緑
別名 ササトネリコ
タモ
秦皮(トネリコ)
梣(トネリコ)
トネリコの樹高は15mまでになり、幹が立ち、斜めに大きく枝を伸ばします。
樹皮はなめらかで、葉は長さ25~30cm、春に萌芽し新梢を出したら小さな花を咲かせます。
また、北欧神話の世界は「ユグドラシル」という巨大な木の上に存在しているといわれているのですが、この「ユグドラシル」の樹種がトネリコの近縁種「セイヨウトネリコ」に属する木だともいわれています。
神話の世界に思いをはせながらグリーンを選ぶというのもロマンティックで素敵ですよね。
トネリコの花言葉は「威厳」「偉大」「服従」「高潔」など。
昔、トネリコの樹皮を煮詰めて墨を混ぜて練ったものを写経に使用していたことから(共練り濃)が転訛したのが名前の由来のひとつといわれています。
またトネリコの樹皮につくロウムシが分泌する蝋物質を戸に塗ると滑りが良くなる「戸塗り木」が転じてトネリコとなっという説もあります。
用途として、稲刈りの後の稲穂を干しておくための稲掛け、緻密で弾性があることから農具のほかに野球のバットの材料としても知られています。
置き場所
トネリコは日当たりの良い場所か明るい日陰で育てます。
日当たりは良い方がよく育ちますが、強い日差しが当たると葉焼けを起こし光合成ができずに成長に影響がでることもあるためおすすめできません。また、乾きにくい場所を選ぶことも重要です。
寒さにはある程度耐えますが、最低気温がマイナス5度以下になると枯れる可能性が高いのでそのような地域では冬場は室内で育てる方がいいでしょう。数年育った場所でも、強い寒波に襲われ株が枯死することもあるので寒冷地にお住まいの方は注意が必要です。
水やり
トネリコをお庭に地植えした場合には、根付くまではよく観察して雨が降らない日が続いたらたまに水やりをする程度で大丈夫です。
根付いた後は、降雨にまかせておけばいいので育てやすいですね。
また、鉢植えした場合は、土が乾燥したら鉢の底から水があふれるくらいたっぷりと水やりをしてあげてください。
鉢皿にあふれでて溜まった水は根が腐る原因になるので必ず捨てるようにしましょう。
夏場の水やりは、涼しい午前中か夕方が適しています。