オリーブ . ネバティ ブロンコ H110cm W60cm
¥12,800
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オリーブは常緑の高木です。太陽と温暖な気候、水はけの良い土壌とたっぷりの水が大好きです。
オリーブは初夏に白や黄白色の小さな可愛い花をたくさん咲かせます。その様子は同じモクセイ科のキンモクセイとよく似ています。その後、丸くて可愛らしいグリーンの実をつけ、その実は赤、紫、黒へと成熟します。実はそのまま食べるととても渋いのですが、加工することで美味しいオリーブオイルやピクルスなどになります。
そのように家庭の食卓でも日常的に利用されているオリーブですが、植物としてのオリーブの魅力は何といっても樹形と葉の形です。葉の表面は光沢のある緑色、裏面には白い細毛が密生していて、風が吹くときらきらと銀灰色に輝きます。
「平和の象徴」としてハトが葉を口にくわえているデザインをラッキーモチーフなどで見たことがあるかもしれませんが、あの葉はオリーブです。「平和のシンボル」とされるのは「旧約聖書」のノアの箱舟のエピソードに由来します。ハトがくわえてきたオリーブの枝を見て、ノアは洪水が引いたことを知ったのです。
また、オリーブは萌芽力にも優れ、樹齢もとても長く、地中海沿岸地域では1000年を超える老木が今だに実をつけるそうです。
オリーブグリーンと言われる色もありますが、他の植物にはなかなかないような葉色や、スモーキーで乾いた感じの枝や幹の色など、様々な魅力があります。
オリーブは違った品種を2本以上植えた方が実がつく確率が俄然アップします。
園芸分類 果樹
草丈・樹高 2m~
耐寒性 普通
耐暑性 強い
花色 白、黄白色
開花時期 5~6月
日当たり・置き場所
オリーブは日当たりを好むので、基本的に風通しの良い戸外で育てます。
温度
オリーブは温暖な気候を好み、年間の平均気温が15~22℃程度の場所で露地栽培が可能です。しかし、短い期間ならマイナス10℃くらいの寒さにも耐えられます。ただしそれ以上の寒冷地では、冬は霜の当たらない軒下・夜は室内に入れるなどして工夫しましょう。暖かい地域では、木は元気に育つものの花芽が分化する1月に寒さが足りないと花が付かない場合があります。
用土
オリーブは過湿に弱いため、水はけの良い土に植えることが大切です。鉢植えのオリーブは、培養土に排水性を高める小粒の赤玉土を混ぜたり、アルカリ性を高め、微生物が増えるようにくん炭を混ぜるのがおすすめです。オリーブは弱アルカリ性を好みます。
排水性と通気性を良くするために、鉢に鉢底の石を敷いてから土を入れて植えましょう。
地植えのオリーブは、しっかりと耕し、土をやわらかくするための堆肥を入れて土と良く混ぜます。数年後に土が固くなってしまった時は、株のまわりを耕し、小粒の赤玉土や腐葉土、苦土石灰を施して混ぜ合わせます。
水やり
オリーブは温暖な地域で育つ植物なので、乾燥には強いです。しかし、鉢植えの場合は土が乾燥しやすいので、土の表面が乾いたら鉢底穴から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをしましょう。夏場、乾燥気味に育てると葉が落ちてしまう可能性があるので気をつけましょう。地植えの場合は、しっかり根付けば定期的な水やりは必要ありませんが、花芽分化する冬と結実期は水を切らさないように注意しましょう。
肥料
オリーブの花芽が動き出す3月、実が充実する6月、実を収穫したお礼肥えの10月の、年に3回与えます。肥料に記載のある規定量を与えましょう。オリーブの専用肥料も販売されています。
葉の先端が黄色くなってきたら、追肥が必要です。鉄、マンガン、ホウ素、マグネシウム、カルシウムなどの微量要素が足りない証拠なので、追肥で栄養補給しましょう。